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Interview 私が建てた家 Vol.1

更新日:2021年12月17日

家づくりを通していろいろな方と出逢い、

室蘭が好きになりました。

 

「建築家や設計士ではないから、私には家のことなんてわからない......」などと考えてしまいがちですが、まず、自分たちは何を大切にして生きているのか、また、どんな暮らしがしたいのかというところから考えてみませんか? 建築に関する専門的な知識なんて不要です。昨年お家を建てた森さんにお話を伺いました。 (この記事は2018年8月取材時の内容です)





ー 暮らしの中で大切にしているのはどんなことでしょう?

私たちは同じ病院で働いています。3 人で過ごせる時間は限られているので、ごはんの時間を大切にしています。朝食の時間と夕食の時間。それから、お風呂の時間。そして、夜は、毎日息子が選んだ絵本を 2 冊読んでから寝ることにしています。家で仕事をすることもありますが、デスクからはこどもが寝ている姿が見えるんです。


ー 家づくりで大切にしたことはなんですか?

共働きなので、家で一緒にいる時間はこどもの気持ちの変化や成長を見守ることができる場所を作りたい、と考えていました。家族揃っての食事や今日のできごとを話したりこどもがお勉強をする場所になったり。その空間には大きな窓が必要でした。朝食時には窓から朝日が降りそそぎ、週末のお昼にはウッドデッキにテーブルと椅子を持ってプチピクニック気分。寝る前には窓から見える星空や月を眺める。朝日が昇ったら起きて、日が沈んだら寝る。自然の時の流れを家の中で感じられるんです。そして、共働きで幼稚園に通う息子を育てるためには両親の助けが欠かせません。職場と両親の家が近い土地を探していました。私は時短で働いていますが、おばあちゃんが息子の帰宅に合わせてここへ来て、私が帰宅するまで息子と遊んでくれています。




ー 実際に家をつくってみてどうでし たか?

家づくりは本当に楽しかったです。家具を選んだり、こどものおもちゃを選んだり、自分たちが好きなものを選んで家ができていくことを楽しみました。イメージをお伝えすると、予想以上の答えが返ってくるんです。ダイニングテーブルの話をしたら、ルスツの家具工房。表札やトイレのタオルかけをつくりたいと言ったら鉄工職人の須藤さんなど、私たちの要望に合わせて色々な方を紹介していただきました。


私たち夫婦はどちらも室蘭出身なのですが、都会と比べて、あれがない、これがないと感じていましたが、家づくりを通していろいろな方と出逢い、室蘭が好きになりました。





家族が暮らしを楽しんでいる

ハウスクリエイション 建築士 原瑞穂


 森さんご家族とは、最初から「森さんはきっとこんなのが好きかな」という感覚が早めにつかめました。森さんからも「こんなことをしてみたい!」という提案をたくさんいただき、その度にワクワクしてしまいました。みんなで一緒に家づくりを楽しんでいるうちに気が付いたら完成を迎えていたという印象です。

 どのお客様ともそうですが、家の完成に向けて打ち合わせの終わりが近づくと寂しくなり、森さんご家族とも最後の打ち合わせのときにはしんみりしてしまった記憶があります。無事引渡しをしてしばらくたったあと、営業の吉田が点検にお伺いした際の写真をみたとき、本当に素敵な『森さんの家』になっていて、森さんご家族が心から暮らしを楽しんでいるのが伝わってきました。正直泣きそうになった、というか泣きました。(笑)私達のほうが最後に何か大きなものを受け取った気がします。



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