既に完成している建物を購入する場合は、契約時に”建物の実物”を確認できますので
キッチンはこれか、部屋はこのくらいの広さか、などなど体でも認識することは可能です。
建売住宅のメリットでもありますね。
一方、われわれ注文住宅になりますと
図面ではご説明するものの、家という実物が無い状態でのご契約ですから
細部(例えばお風呂の壁の色)に関しては
工事の進み具合に合わせて、ご契約後に何度か打合せをさせて頂くことになります。
ご契約の際には、なんと55枚くらい 1,000行以上の詳細見積もり書を同封し
どこにどんな材料をどれだけ使用するか、細かく記載をしてご説明を行います。
細かすぎて一般的には聞いたことのない部材名が出てきたり
使う量も単位が ㎡ とか ㎥ と(mの右上に小さく2や3と書いています)
なんともイメージしずらい記号が混在しますので親切じゃない気もするのですが
「家一式 900万円! ほかオプション」的な見積もりではなく
実際にその千行を一棟ごとに見積もりを取ってまとめております。
これを業界では(積算)と呼んでいます。
それだけの見積書をもってしても
色や形など細部のすべては決められませんので、
新築工事がはじまり徐々に姿が見えてくるタイミングに合わせて
お客様と打ち合わせをしてちょっとずつ決めていきます。
工事期間はおよそ3か月半です。
(新築住宅の広さや形によって当然前後はいたしますが、大体このくらいです。)
土地を囲って建物の基礎工事からスタートします。
→ 打合せその1です。外壁や窓、玄関ドア等外側の色を決めていきます。
→ キッチンやユニットバス等住宅設備のショールーム(札幌/苫小牧)で実物を見て頂き
それらの仕様を確定します。
大工さんの工事がスタートします。
→ 電気(照明器具やコンセント)の配線位置などを打合せしていきます。
→ 床や室内のドアなどを打合せします。
配線や設備系、板金などの工事へと移ります。
→ 壁紙などの打ち合わせで室内がほぼ決まります。
→ そのほか細かな部材の選定打合せをします。
内部の仕上げ工事に入ります。
→ お引渡し日など完成に向けた諸手続きの打ち合わせをします。
完成、検査後のお引渡し
ざっくりここまで3か月半、その期間内で打合せが6~7回入ってきます。
工事が始まると、結構あっという間なのです。
ゼロの状態から色や形を確定していくのは簡単ではありませんから
皆様とても迷われます。
「これで決定して後悔しないだろうか」そんな不安もありますから
われわれの設計担当が全体を上手にまとめつつ、
長く素敵に使って頂けるデザインを意識してサポートさせて頂きます。
工事が完了し、いよいよ引っ越しへ。
家具をそろえたり住所変更の手続きがあったり
お客様にとってはまだまだ終わりではありませんが
それだけの時間や思いを賭けた分に相応しい
オリジナルのおうちにしていきましょう!
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