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家コラム #妄想家

  • 執筆者の写真: いえ
    いえ
  • 2021年11月17日
  • 読了時間: 2分

更新日:2021年12月17日

素敵な土地に妄想の建物を乗せてみました

 



 室蘭市絵鞆町2丁目の約100坪、310万円の売地。室蘭道の駅まで徒歩13分。最寄りのコンビニまで徒歩6分。いま一番お気に入りの売地があるのですが、なぜか1年近く売れていません。


 そこは室蘭港の入口、マリーナを見下ろす崖の上にあります。角地。前方(北側)はただただ港の景色が広がります。右(東側)には平家があるのでこの土地に建てる家は二階建てにしましょう。朝日が入ります。左(西側)は完全に開けているので夜ご飯のころは夕日100%です。崖の上といっても土地へと続く道路は平ら。

 アピールポイントはこんなに沢山あるのに、伝えきれないこの現状。地主さんからキレられるんじゃないかという不安。困ったときは軽い現実逃避で乗り切ってきた経験を活かして、この素敵な土地に妄想の建物を乗せてみる事にしました。こういうのを妄想不動産といいます。

  視線を遮るものがない為に太陽が広い海の右側から出て左側へ落ちている様子が丸わかり。わかり過ぎて地動説を否定してしまいそうな自分が怖い。そんなこんなで室蘭の自然にあらためて感動すると共に自分たちもまた自然の一部であることを認識してもらおうと、建物はできるだけ窓を多くしたいと思います。いったい私は外にいるのか中にいるのかも分からない、もう外とか中とかどうでも良くなるようなプランがこの土地には必要なのです。


 2階建て、気持ちは木造。軸組工法。上から見ると扇型の半分。後半ロスタイムみたいな形です。開放的なリビング、ダイニング、寝室、トイレ、バスルーム。すべてのシーンでこの風景が楽しめます。らせん階段は思いのほか人気がないので今回はボルダリングと登り棒がフロアの往来をお手伝いします。ほぼガラス張り壁面が真横にあるので“落ちる”時の緊張感はひとしお。約100坪といっても半分は崖の斜面部分なので平らな面51坪めいっぱいの後半ロスタイム型です。あくまで個人的な妄想に基づいているので本気で見てはいけません。そもそも営業職なので設計とかしてません。設計士はきちんと別に居まして、こっちは黙って勝手に作っているのでご安心ください。




WRITER 

吉田忠志(よしだただし)

内池建設のいち社員 宅地建物取引士

その後、無事のこの土地は売却できまして

それは素敵なちゃんとした間取りの家が建っています。


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